猫はよく眠ります。
1日の14~16時間寝ていると言われ、子猫にいたっては20時間も寝ています。
1日の大半を寝て過ごしているのです。
猫のような狩猟動物は、いつ獲物を捕らえられるかわかりません。
そのため、体力を無駄に消耗しないようにしているのだそうです。
ただ、野生ではいつ襲われるかもわからないので、基本的に浅い眠りになってしまいます。
何かの気配を感じたり、物音がすると、すぐに起きてその方向をじっと見ます。
ずっと熟睡しているわけではないのです。
しかし、家で飼っている猫は危険をあまり感じないせいか、野良猫よりも熟睡できます。
確かに外で見る猫よりも、家にいる猫の方がなかなか起きないように思います。
また、猫は自然治癒力に優れ、何か体調に異変を感じたら睡眠をとって、自らの体のケアをするのだそうです。
睡眠は猫にとって、それだけ大事なのです。
ちなみに、『猫』という語源も『寝る子・寝子』という言葉からきているという説もあります。
そのように、猫はよく眠る生き物だと思われていたのです。